サッカーとフットサルの違いってきちんと説明できますか?
主に足を使ってボールを相手のゴールに入れる。
これだけ聞けば同じ競技ですが、実際にはサッカーとフットサルでは様々な違いがあります。
フットサルをミニサッカーだと思っていたら大間違いです。

サッカーとフットサル ルールの違い
まずはサッカーとフットサルのルールの違いを確認しましょう。
細かく説明すると多すぎますし条件でも変わりますので、一般のルールをわかりやすい部分だけ紹介します。
人数 |
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試合時間 |
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オフサイド |
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退場 |
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PK |
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サッカーとフットサルではボールやピッチのサイズも違います。
フットサルのピッチはサッカーの9分の1程度のコンパクトサイズで、ボールも一回り小さいものです。
そのためスピーディーな展開になりやすいのが特徴です。
サッカーとフットサル 求められる能力の違い
ピッチ コート の広さが違いますのでサッカーとフットサルでは求められる能力は少し違います。
正確にはどちらにも必要な能力なのですが、より突出させる必要が出てきます。
フットサルの戦術の基本は全員攻撃全員守備です。
サッカーでも必要とされる考え方ではありますが、フットサルのそれはサッカーの比ではない目まぐるしさです。

時にはキーパー(フットサルではゴレイロ)も攻撃参加をすることもありますので、攻守両方で高い能力が必要となります。
技術もサッカーより密集した場所でボールを扱わなければならないので、細かな足技が重要です。
Jリーグで活躍する選手の中にもかつてはフットサルで技術を磨いたという選手もいるほど、高い技術を身につけるにはフットサルは最適です。
また、バスケットのイメージと説明しましたが、狭いピッチを常に動きまわるので体の瞬発力も必要ですが、判断の素早さも必要です。
戦術もある程度システム化されてフォーメーションプレーもあるなど、ピッチに対応することでサッカーとは別の能力が磨きあげられていくのです。
フットサル プロリーグFリーグ
日本サッカーのプロリーグはJリーグですが、フットサルにもFリーグというリーグがあります。
2007年に開幕したFリーグはプロ選手とアマチュア選手が混ざるリーグで、正確にはプロリーグではありませんが、日本フットサル界のトップリーグとしてフットサルの発展の重要な役割を担っています。
Fリーグのチーム
Jリーグと同じくホームタウン制になっていて、チーム名に企業名を使うことは禁止されています。
2019年1月時点で完全プロのチームとなっているのは「名古屋オーシャンズ」のみです。
名古屋オーションズはFリーグ開幕からの11年間で優勝10回と圧倒的な力の差を見せています。
毎年優勝チームが変わる群雄割拠のJリーグとは大きな差があります。
Fリーグの仕組み
2018年シーズンのFリーグは6月に開幕して翌年の2月まで続いています。
1部リーグは全12チームで3回戦総当たりを行います。試合会場は6チームずつを2つの会場に分けて集中開催するセントラル方式です。
基本的には2日間で2試合を行い、会場は持ち回りをすることでホーム&アウェイ方式を取っています。
リーグ戦の上位3チームはプレーオフに進出し、トーナメント方式のプレーオフを制したチームが年間王者となります。
2018年から始まった2部リーグは8チームで開催され、こちらは普通のホーム&アウェイ方式の2回戦総当たりです。2部1位のチームは1部の最下位チームと入れ替え戦を行い翌年の昇格を目指します。
昇降格の自動枠があるJリーグとは違うルールになっています。
フットサルにはフットサルの魅力がある
華麗なテクニックや激しい攻守の入れ替わりが特徴のフットサルにはフットサルならではの魅力があります。
コートが狭く、色々な場所にあるので誰でも気軽にプレー出来るのも魅力的です。
サッカーもフットサルもお互いにその競技ならではの楽しみがあるので、フットサルをまだ知らない人は是非チャレンジしてみてください。