ルール

サッカーの選手交代のルール。8人制と11人制の違い

サッカーは1チーム11人、8人制なら8人でするものですが、それはあくまでも試合に出場している選手の人数であって選手交代で入れ替えが行われます。

選手交代は戦術的にタイミングなども重要ですが、ルールも色々と決まっているので選手もしっかりと覚えておかないといけません。

とっても大事な選手交代のやり方についてご説明していきましょう。

選手交代できる人数は?

サッカーで試合中に交代できる人数は決められています。

練習試合やローカルルールの大会では違う場合があるのでそれは割愛しますが、まずは基礎ルールを覚えておきましょう。

11人制サッカーは5人までが基本

プロの試合やワールドカップなどの主要大会での交代人数は5人までと決められています。

ただし交代はハーフタイム時を除き、合計3回までと決まっています。

1人ずつ交代してしまうと交代枠を使いきれないので、同時に交代するのが主流となっています。

また、交代で下がった選手はもう試合に戻ることは出来ないので疲れたらちょっと休ませてというわけにもいきません。

トーナメント方式の大会などで延長戦に入った場合は6人目の交代も認められることとなります。

8人制サッカーは無制限

8人制サッカーの場合は交代人数に決まりはありませんので先発の8人全員を入れ替えることも可能ですし、交代された選手がまた試合に戻ることも可能ですので積極的な選手交代ができます。

先発から外れてしまった子でもすぐにチャンスが来る可能性があるので下を向いている暇などありません。

ケガや退場した場合

試合中に選手をケガで欠いてしまうことがありますが、その場合に11人制であれば交代枠を利用して選手交代を行うことになります。

つまり既に5人の枠を使い切ってしまっていた場合はケガ人がいても選手交代ができないということです。

また、退場してしまった場合の選手交代は認められないので退場者を出したチームは1人少ない状態で試合をしなければなりません。

ただし脳震盪による交代が認められる場合があり、その場合相手チームにも交代枠が与えられます。

8人制サッカーの場合は選手交代が自由ですのでケガ人が出ても入れ替えは可能ですし、退場してしまった場合でも代わりの選手を入れることができるので交代によって常に8人が維持されます。

サッカーの選手交代の流れ

選手交代時の流れもきちんとルールで決められていますので選手はちゃんと覚えておかなければなりません。

しろちゃん
11人制と8人制ですと違う部分が多くありますので比較しながら紹介していきましょう。

交代で入る選手は決められた場所から

選手交代でグラウンドに入る選手はグラウンド真ん中のハーフウェーライン近くから入っていかなければなりません。

8人制サッカーの場合は同じような位置に「交代ゾーン」が設けられていますのでそこから交代選手は入っていきます。

交代ゾーンはセンターラインからそれぞれ3mです。

11人制の場合は特に決められていませんがセンターライン近くから入ることになります。

選手が入るのは当たり前と言えば当たり前ですが、交代で下がる選手がグラウンドの外に出てからとなります。

交代で出て行く選手はすぐに出る

8人制サッカーの場合の「交代ゾーン」は選手の入れ替えを行う場所ですので交代で下がる選手もケガなどで動けない場合を除いてそこから出なければなりません。

ですが11人制の場合は交代が告げられたら一番近くにあるラインからグラウンドの外に出て行く決まりとなっています。

そのルールが決まる以前はほとんどの選手が交代で入る選手の元まで戻って入れ替わっていましたが、時間稼ぎに使われることも多かったためにすぐに外に出るようにされてしまったのです。

ちなみ勝っているチームなどの交代選手がグラウンドを出るまでゆっくりとしてると時間稼ぎとみなされてイエローカードが出てしまいます。

交代は審判に伝えること

11人制サッカーは交代で出場する選手はグラウンド外で待機している第4の審判に申告して、ボールが外に出たりファウルなどで試合が止まったタイミングで交代を行うことになっています。

8人制の場合はゴールキーパーの交代を除いてはこのルールは適用されず、「交代ゾーン」からであれば試合が動いている最中でも審判に無許可で入れ替えが可能です。

これによって交代人数が多い8人制サッカーでもいちいち試合が中断することなくスピーディーに進みますが、ベンチに下がる選手はモタモタしてしまわないように注意しましょう。

交代選手の心得

選手交代はよく行われることですので先発した選手だけで試合が終わることはそんなにありません。

先発ではない交代選手の心得で試合の結果は変わってきますでよく勉強しておきましょう。

誰でも出られるわけではない?

交代で出場できる選手はベンチ入りしている選手に限られますのでまずはそこを目指さなければなりません。

大会によってベンチに入れる人数は違いますので場合によっては狭き門となることを覚悟しておきましょう。

控え選手はベンチに座ってなければいけないの?

テレビでサッカー中継などを見ていればおわかりでしょうが、交代を待つ選手はベンチに座っていなければならないわけでもありません。
コーチの指示などに従ってウォーミングアップをしながら交代の時を待つことになります。
交代選手はすぐに試合の流れに入っていかなければならないので準備はとても大切です。

交代で出場しやすい選手の特徴は?

交代で出場する選手は決して補欠ではなく戦術的に途中から出して流れを変える役目を担っています。

特に交代人数に限りがある11人制ですと交代選手の役割次第で試合展開は変わってきます。

監督の好みにもよりますが、試合の流れを変える武器を持った選手やどこのポジションでもこなせる選手は戦術の幅を広げてくれるので重宝されます。
先発に選ばれなかったとしても、切り札として活躍するチャンスはまだまだあります。

まとめ

選手交代はサッカーにおいてとても大事なことですのでその意味をしっかり理解しましょう。

そして結構細かなルールがありますので試合の進行を妨げないためにもちゃんと覚えておかなければなりません。
交代選手には交代選手の使命がありますので、バッチリ準備をして出場の時に備えるようにしてくださいね。

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