サッカーの試合中にピッチの外にボールが出た時に行うのがスローインです。
スローインはキーパー以外の選手が唯一手を使って行えるプレイであり、スローインをうまく使って得点につなぐ戦略もあります!
ここではスローインのルールなどを確認しておきましょう。
スローインとはどんな時にするの?
スローインはサッカーの試合中にボールがタッチラインを超えて外に出た場合に行います。
タッチラインを超えた地点から最後にボールに触れた選手の相手チームがフィールド内に投げ込んで試合を再開させます。

空中でボールがタッチラインを超えた場合もスローインになります。
ちなみにゴールラインを超えた場合はコーナーキックまたはゴールキックとなります。
ボールが線を越えたら
- タッチライン・・・スローイン
- ゴールライン・・・コーナーキック または ゴールキック
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スローインのルールを確認しよう!
手を使ってフィールドにボールを投げ入れるスローインには細かくルールが決められています。

スロアー(スローインを行う選手)はフィールドに面していること。
フローインは体をフィールドに向けて行わなければいけません。

スロアーは両足の一部をタッチライン上またはタッチラインの外につけること。
特にサッカーを始めたばかりの時は、遠くに飛ばそうと思い勢いをつけるために片足をあげてしまいがちですが、それではファウルスローとなり相手チームのスローインとなってしまいます。
両足が地面についている状態でスローインできるように練習しましょう。
スロアーは両足ともタッチラインの上またはタッチラインの外についていなければいけません。


ボールは両手で持ち、頭の後ろから頭上を通して投げること。
片手で投げてはいけません。体の横や下を通すような投げ方もダメです。
頭の上を通るように投げなければいけません。

相手選手はスローインが行われる地点から2メートル以上離れなければならない。
味方選手は2メートル以内に近づくことができます。
でも、相手選手は2メートル以上離れていなければいけません。
スローインにより試合が再開される時はオフサイドは適用されません。
スローインにより試合が再開されるときはオフサイドは適用されません。
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スロアーは続けてボールに触ってはいけない
スローインをした選手は自分がスローインしたボールを他の選手が触る前に、触ってしまうとファウルとなり相手ボールになります。
もし続けて触ったら
- スロアーが続けてボールに、触れた場合は相手の間接フリーキック
- スロアーもう1度、手で触れた場合は直接フリーキック


タッチライン近くであってもゴール近くなら直接フリーキックでゴールに絡んでしまうから気を付けないといけませんね。
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スローインのやり直しができるケース
スローインをやり直しができるのは、一度もフィールド内に入ることなくタッチラインの外に出た時です。
例えば、小学生以下など小さい子の場合攻撃方向と逆の方向に投げないようにタッチラインに沿ってボールを投げることを促す場合があります。
その場合、タッチラインより内側に入ることなく外に投げてしまうことが多々あります。
この場合はスローインのやり直しができます。


スローインをからめた攻撃の戦略
スローインはゴールキーパー以外の選手が手を使ってプレイでき、味方選手に的確にパスを投げることでチャンスを作ることができます。
よくJリーグなどみられる攻撃ですが、タッチラインから相手ゴール前にスローインを投げていきなりシュートを打ったりします。

スローインでボールを遠くまで投げれる選手は大人でもなかなかいませんが、ゴール近くでスローインのチャンスがあれば同じような攻撃が可能です。
スローインは90分の試合だと30回近く行われています。

スローインの後、誰も触れずにゴールに入っても得点として認められません。
ハンドスプリングスロー すごいスローインもある!!
スローインは両足がタッチラインの外についた状態で頭の上をボールを通し両手で投げさえすればOKです。
このルールを守ったうえで行うすごいスローインがあります。それが「ハンドスプリングスロー」です。
ハンドスプリングスローは字のごとく、ハンドスプリング=転回 をしながら行うスローインのことです。
最近はファールスローの判定が厳しくなったため、あまり行われることがなくなったようですがルールさえ守っていれば転回しながらスローインをしてもOKなのです。


スローインのルールを覚えてゴールにつなげよう
スローインはフィールドプレイヤーも手が使える唯一のプレイです。
ルールを覚え、正しいスローインの投げ方を覚えておけばファールスローは簡単に防ぐ事は出来ます。
スローインでボールを遠くに飛ばすには全身を使って思いっきり投げること!
イメージトレーニングだけでなく、練習の積み重ねで正しいスローインの投げ方を身に付けましょう。積み重ねることでだんだんと遠くに飛ばせるようになります。
スローインには思った以上に細かいルールがありますので、観戦する場合もぜひルールを確認しておいてくださいね。