JリーグはJFA(日本サッカー協会)と公益社団法人日本プロサッカーチームが主催する日本国内のリーグ戦です!
Jリーグの仕組みが知りたい!昇格・降格ってどうやって決まるの?!
Jリーグの話やニュースの中に「節せつ」という言葉がよく出てきますが、「節」という表現は、プロ野球などの他のスポーツでは耳にしない言葉ですので、慣れていない人からするとよくわかりませんよね。
今回は謎の多いJリーグの「節」について確認していきましょう!
Jリーグの「節」は試合の単位
「節」は試合の単位です。
1回目の試合が第1節ということになります。
開幕戦は「開幕節」最終戦は「最終節」などとも呼ばれています。
Jリーグの試合は必ず全てのチームが同日に行うわけではないので、同じ節でも日が違うこともあります。
そのため新聞などによっては「第○節○日目」などと表記することもあります。
尚、最終節の場合は基本的には同日同時刻の一斉開催が決められています。
これは先に他のチームの結果を知ってしまうと、順位を争っている別のチームがその結果に応じて作戦を変えることができて有利になることを防ぐ目的があります。
時間が過ぎる度に試合が動いて順位が入れ替わっていくのが最終節の醍醐味でもあります。
Jリーグは34節まである
J1リーグは18チームが参加しています。
1つのチームと1シーズンでホーム戦、アウェイ線とぞれぞれ1回ずつ、計2回対戦する仕組みとなっています。そのため各チームの試合総数は全部で34試合することになります。つまり、最終節は第34節ということになります。
J2もJ1同様に22チームの2回戦総当たりですので最終節は第42節となりました。
J3はチーム数は14チームで偶数ですが、FC東京・ガンバ大阪・セレッソ大阪のU-23(特別ルールで参加している23歳以下の選手が主体のチーム)が加わっているため全17チームの奇数となりました。
そのため毎節試合開催のないチームが登場します。その場合はそのチームは「試合なし」で節が進行しますので、試合数は全32試合ですが最終節は第34節となります。
Jリーグの試合を「○試合目」と数えないのはどうして?
「節」とい数え方はわかりにくいので「○試合目」の方がシンプルのように思えますが、それだと混乱してしまう理由の1つが先ほどのJ3の例のように「試合なし」が存在するためです。
その他の理由として大きいのが日程の変更がシーズン中に頻繁に起こることです。
最も日程変更に影響を及ぼすことが多いのが前年の上位チームが参加しているアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の存在です。
https://rule.siro-soccer.com/acl/
この大会はアジアの他の国との大会ですが、Jリーグと並行して開催されているので勝ち上がるとJリーグの試合と日程が被ってしまう場合があります。
その際には対象チームの試合は先送りにされるので日程は変則的になります。
東日本大震災の影響が大きかった2011年は開幕節の次の試合から延期に入り、4月23日に再開された時の試合は第7節でした。
その後延期になっていた第2節が開催されたのは第18節が終了した後の7月2日でした。
「○試合目」とすると、1度決定したものを途中で変更することになってしまって混乱を招くため、「節」がスムーズに運営する上でも必要なのです。
Jリーグ・マッチスケジューラー【日程くん】
Jリーグの「節」は通称「日程くん」と呼ばれるプログラムが作っています。
ホームの試合を連続させないなどの条件を設定して自動的に日程を作成していますが、毎年絶妙な日程を作り上げることでファンを喜ばせています。
シーズンの終盤に人的かと思うような大きな山場となる対戦カードが組まれることがあります。
もちろんシーズン開幕前に組んでいるので終盤の順位など予測もつかないものですが、毎年起こる終盤のドラマには「日程くん」の功績が大きいでしょう。
Jリーグの【節】まとめ
Jリーグの節は何試合目かということと同じ意味になります。
節という表現は、1年を通して行うリーグ戦なので他の試合や天候等の状況などで日程変更等が生じた場合に分かりやすく表現をするためです。
Jリーグの日程は公式サイトやスポーツサイトなどで簡単に調べることができます。
毎節注目の対戦が組まれていて、数日に分けて開催されていれば複数の試合を楽しむことも可能です。
自分のお気に入りのチームの日程を調べて追いかけるも良し、各節の注目試合を観るのも良しですので、是非日程を確認してJリーグを楽しんでみてくださいね!