準備編

サッカーボールの選び方。子ども用と大人用の違い。いつから大人用を使うの?

お子さんがサッカーを始めた時や、サッカーに興味を持ってもらいたいなと思ってボールを買いに行くとその種類の多さにビックリしますよね。

よく見るとサイズが違ったり手触りもなんだか違っていたりと迷ってしまいます。

お気づきの通りサッカーボールには様々な種類がありますので、お子さんの年齢や用途によって選ぶボールは違います。

サッカーボールの違いなどについて紹介します。

サッカーボールの大きさ

サッカーボールには大きさの違いがあります。

大まかには年代によってサッカーボールのサイズは変わってきますので、その違いから理解してください。

年代によってサッカーボールを選ぼう

サッカーボールのサイズは主に3号~5号に分けられます。

5号球 中学生以上の大人

  • 周囲 68㎝~70㎝
  • 直径 22㎝
  • 重量 410~450g

4号球 小学生

  • 周囲 63.5㎝~66㎝
  • 直径 20.5㎝
  • 重量 350~390g

3号球 幼児~小学校低学年

  • 周囲 58㎝~60㎝
  • 直径 19㎝
  • 重量 300~320g

 

3号球は小学生になる前のお子さんが使うサイズで、小学生からは4号球を使用します。

就学前でも体格の良い子なら4号球に早めに慣らしておいても良いですし、ちょっと小柄で力に自信がないなら3号球でサッカーを好きになるところから始めても良いと思います。お子さんに合わせボールを選びましょう。

ただ、チームの練習や試合は4号球で行われることは覚えていてください。
しろちゃん

軽量4号球 幼児や体への負担が気になる人

  • 周囲 62㎝~64㎝
  • 直径 20㎝
  • 重量 200~220g

通常の4号球では重たい場合、軽量級というものもあります。

 

中学生に上がると5号球を使いますが、これは大人と同じサイズですので中学生になりたての子にはちょっと重たいです。

数字にするとたった60gの違いですが、実際に蹴ってみると感覚が全然違うので驚きます。

小さいサイズのサッカーボールもある

1号・2号サイズのサッカーボールもあるにはあるのですが小さいので鑑賞用や小さい子がお家で遊んだりするのがメインとなります。

リフティングなどの練習にも使えるので持っていて損はないですが、正式に規定のサイズがないので3号球より小さいのが1号~2号と思ってもらえれば大丈夫です。

メーカーやプロのチームから観賞用のモデルも販売されているので観て楽しみたい人にもおすすめです。

フットサル用のボール

フットサルボール

  • 周囲 62㎝~64㎝
  • 直径 20㎝
  • 重量 400~440g

サッカーボールによく似ていているものの、フットサルはサッカーよりもコートが狭いので弾みにくいボールが使われています。

あまりボールが飛ばないのであまりフットサル用のボールに慣れるとサッカーがやりにくくなるのでご注意を。

逆にフットサルをするのであればサッカーボールではなくフットサル用のボールにしましょう。

ビーチサッカー用のボール

ビーチサッカー

  • 周囲 68㎝~70㎝
  • 直径 22㎝
  • 重量 400~440g

ビーチサッカー用のボールです。

サッカーボールの検定球って何?

サッカーボールには公式の検定球というものがあります。

日本ではJFA(日本サッカー協会)とFIFA(国際サッカー連盟)の検定マークが入ったボールが使われますが、それぞれ文字通り協会が定める規格の検定をクリアしたことを示していますのでお墨付きボールと言えるのです。

ワールドカップで使用されるのはFIFAの検定でもさらに厳しい基準をクリアした「FIFA Quality PRO」とされる世界最高レベルのボールです。

小学生であっても大会ではJFAの検定球を使わなければならない決まりですので、せっかくボールを買うなら検定球を選んでおいた方が試合でも違和感なくプレー出来ます。

あおくん
検定級ではないボールは安いけど、使いにくかったり、すぐに使えなくなったりしやすいです。

サッカーボールの購入時のチェックポイント

サッカーボールの違いはサイズや検定球であるか以外にも実はまだまだあります。

使い道に合わせて最適なボールがありますのでそのチェックポイントを挙げていきます。

芝用と土用がある

プロの試合や大きな大会ですと芝の上でプレーすることになりますが、子供の地区大会や普段の練習ですと土のグラウンドで行うことも多いですよね。

実はサッカーボールにも芝に適したものと土に適したものがあるのですが、例えば芝用のサッカーボールは伸縮性に優れて跳ねやすい天然ゴムのラテックスチューブが使われています。

芝はクッション効果があるので跳ねにくいためにそうした素材を使いますが、硬い土のグラウンドで芝用のサッカーボールを使うと跳ねすぎてしまうことになり、反対に土用のサッカーボールは芝ですとあまり跳ねないということになります。

また芝用のサッカーボールは素材の性質上空気が抜けやすいのでマメに確認をしておきましょう。

耐久性で考える

サッカーボールは手縫いされたものと機械式のものがありますが耐久性で考えると手縫いの方が優れています。

サッカーはハードなスポーツですのでボールの負担も相当なものになりますので縫いが適当なボールはすぐに壊れてしまいます。

縫い目の他に素材も注目で、サッカー専用の皮革のものは剥がれにくいとされていますので長持ちしやすいです。

機械で縫われたボールは検定級の対象外。検定級を買っておけば間違いなしです。
しろちゃん

値段が高いボールを選ぶべきか?

サッカーボールは様々な種類があって値段も1,000円くらいのものから5,000円以上もするものがあるなど幅広いです。

値段が高いものはやはりそれだけこだわって作られていますのでここまでご紹介した条件を満たしているので使い勝手も良いですが、高いボールが必要なのか気になりますね。

3号級など幼児向けのボールを購入するなら安めのサッカーボールでまずはサッカーに親しむところから始めても良いのではないかと思います。

本格的にサッカーをと考えるなら検定級を選びましょう。

検定級の中でも値段の差はかなりありますが、どの価格帯のものを選んでもすぐに表面がはがれてきた、使いにくい。ということはほとんどないでしょう。

まとめ

サッカーボールと単純に言っても意外と奥が深いことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

何を買っていいか迷っていた人はこの記事が参考になれば嬉しいです。

自分に合ったボールでサッカーを楽しむのが上達への一番の近道です。

是非お子さんが喜んで使いたくなるサッカーボールを選んであげてくださいね。

-準備編

Copyright© 【初心者・子ども向け】サッカーのルール|しろちゃんサッカー , 2024 All Rights Reserved.