サッカーの大会に欠かせないものと言えばサッカーゴールですが、どの大会に行っても大体同じものが設置されています。
サッカーの公式ルールは数多くありますが、サッカーゴールもしっかりサイズが決められているので、大人は大人のサイズ、少年サッカーは少年サッカーサイズで運営されています。
あれだけの大きさですので保護者の立場ですと安全性も気になるところですが、そちらについても万全の対策が取られています。
今回はサッカーゴールにスポットを当てて解説をしていきます。
サッカーゴールの決まり
サッカーゴールについては競技規則にも細かく書かれていますので公式の大会はそのルールに則って運営されています。
サッカーゴールの大きさ
大きさは年齢などに合わせて正式なサイズが決まっています。
有志で購入することなどがあるなら使用頻度が多そうなサイズを選ぶようにすると良いですね。
- 一般サイズ :幅7.32m×高さ2.44m
- 小学生(8人制)サイズ:幅5m×高さ2.15m
- フットサルサイズ :幅3m×高さ2m
一般サイズはプロの大会でも使われるものですので最も多く見かけるものだと思っておいてください。

小学生のサイズについては実は国際的な公式ルールはありませんが、日本では8人サッカーの推奨サイズとして設定されています。
フットサルの大会にも公式サイズがありますので大会はもちろんこのサイズで行われますが、サッカーの練習などに使われることもあります。
ゴールポストに関してのルール
ゴールを囲っているゴールポスト(横の柱)とクロスバー(上の柱)の色は「白」と正式に決められています。
また、厚さもゴールポストとクロスバーは同じ厚さになるように作られています。
形についてもゴールポストとクロスバーは同じとされていましたが、2020年6月からは別々の形でも良いとルールが改正されています。

白が一般的ですが、プロであればチームカラーなどにしている場合もありますので、プロの試合を観戦する時にはゴールネットの色の違いもチェックしてみると面白いかもしれませんね。
サッカーゴールの安全対策について
安全対策については公式ルールでも求められていますので、その対策をご紹介します。
サッカーゴールは倒れやすい
サッカーゴールを運んだことがある人はわかるでしょうが、あれは結構重たいものです。
万が一倒れでもしたら危険極まりないものですが、実際にサッカーゴールの転倒により下敷きになってしまうという痛ましい事故は年間に数十件発生しています。
サッカーゴールは完全に四角のタイプもありますが、特に学校では前にだけクロスバーがあるタイプが多数で重心が前に向いています。
そのため強風で煽られたりすると倒れてしまいますし、やんちゃな年頃ですとクロスバーにぶら下がって遊んでそのまま倒れてくるということもあり得るのです。
サッカーゴールの固定器具
公式ルールでもサッカーゴールはきちんと固定しなければならないと明記されています。
固定器具についてはいくつか種類がありますが、最も楽で早い方法は専用の重しをゴールの後ろに置いて支えることです。
砂を入れれば即使えるものや砂を必要としないウエイトも販売されていますので、もしも用意がないようであればすぐに設置した方が良いです。
ウエイトは突起があったりすると大会では使えなくなるので安全な種類を選んだ方が良いです。
大会ですと杭を打ち込んで固定する方法が取られることも多いです。
地盤がしっかりしている場所であれば安定感十分あるのですが、手間がかかってしまうことは少しデメリットと言えるかもしれません。
絶対に動かさない場所なら埋め込みゴールも
完全に埋め込むタイプのサッカーゴールもあります。
グランドに埋設管を埋め込んで固定しますのでよほどのことが起きない限りは倒れることはあり得ないので安全性は抜群です。
ただし埋め込まれているわけですので、もうその場から動かすことは不可能とは言いませんが大変な作業になります。
サッカー専用の競技場など特別な場所でなければあまり採用されない方法ですのでプロの試合ですらそれほどみかけません。
サッカーゴールを個人で購入するなら
個人で公式サイズのサッカーゴールを購入して保有することはそんなにはないと思いますが、練習用にゴールがあった方が便利ではありますよね。
練習であれば公式にこだわる必要がありませんので、おすすめのタイプをご紹介します。
組み立て式
広いお庭があるなどある程度同じ場所に固定して使うのであれば組み立て式のサッカーゴールが安定感もあっておすすめです。
サッカーゴールがあればお子さんもいつでも好きな時にサッカーが楽しめますよね。
もちろんバラバラにして動かすことも出来るので片付けなければならない時でも問題はありません。
折り畳み式
練習場を借りるなどをしていて頻繁に片づける必要があるなら折り畳み式のサッカーゴールが良いでしょう。
サイズは小さいですがネットも張っていて練習やミニゲームを本格的に楽しむことが出来るので、チームとして持っておくのもおすすめです。
ミニサイズ
ちょっと広い公園で気軽にサッカーを楽しむなどであれば持ち運びも便利な簡易式のミニサッカーゴールをおすすめします。
1人で肩にかけて持つ運べるほどに小さくて軽いのでいつでもどこでもサッカーが出来ますし、非常に安価なのも魅力です。
サッカーはゴールがあるとないとでは気分がかなり変わってきますのでサッカーの楽しさを味わうためにも持っておくと良いのではないでしょうか。
まとめ
サッカーゴールは大きいものから小さいものまで様々な種類がありますので用途に応じて使い分けていくのが良いです。
公式サイズは覚えておくと練習の時のイメージもしやすいので、きっと試合でも生きてきます。
安全について気になっていた人も対策についてご説明させていただいたので少しは安心していただけたでしょうか?
サッカーをもっと楽しんでもらえるためのお役に立てたなら嬉しいです。