サッカーに限りませんが、チームスポーツにはキャプテンの存在が欠かせません。
その役割は多岐に渡りますのでキャプテンに任命された選手は自分のプレーだけではなく、チーム全体のことを考えることになりとても大変です。

キャプテンには2種類?チームキャプテンとゲームキャプテン
キャプテンと一言で言っても、サッカーチームには2種類のキャプテンが必要です。
- ゲームキャプテン
- チームキャプテン
少年・少女サッカーの場合、ゲームキャプテンとチームキャプテンの両方を兼務している場合が多いようですが、中学生・高校生などになるとゲームキャプテンとチームキャプテンを分けている場合も指導者によりあるようです。
ゲームキャプテンは試合に出ていることが必要なため、必然的に技術的に上手な子に任されている子が多いようです。
でも、その子がチーム全体をまとめる力があるか?というとそうではない場合もありますよね。

それぞれのキャプテンの役割を見ていきましょう。
ゲームキャプテンの役割
ゲームキャプテンは試合中のフィールド内のキャプテンです。
ゲームキャプテンは腕にキャプテンマークを付けていることが多いです。
キャプテンマークを付けることは決まりとはなっていないのですが、周りからもわかりやすく、本人の意識づけの意味でも付けているといいのかもしれません。
チームキャプテンはゲームに出ている必要があるので、キャプテンマークを付けた選手が交代をする時にはキャプテンマークを他の選手に渡すシーンも見ることがあります。
ゲームキャプテンの仕事
ゲームキャプテンだけに与えられている仕事は、実は試合前の陣地を決めるコイントスくらいです。
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監督の中には、選手の自主性を促すために固定したキャプテンを決めずに毎回異なる選手にキャプテンを任せる場合もあるようです。
ルール上キャプテンの役割として決まっているのはコイントスくらいですが、現実として審判や相手のチームと話をするのはチームを代表してキャプテンが行うことが一般的です。

プロの試合などは、審判に問い詰めたくなる場面がいくつかあります。そういった渉外的な役割はキャプテンが担うのが最も角が立たないことになります。
その他、プロのチームなどですとキャプテンはチームの顔としてイベント出演やテレビ・新聞の取材に応じることも多くあります。
チームキャプテンの役割
チームキャプテンの役割は非常にたくさんあります。
- 率先して声を出してみんなを引っ張る
- 監督と選手の橋渡し役になる
- 安心感を与える
チームキャプテンは、みんなをまとめるために誰よりも声を出していくことも大切です。

また、チームキャプテンは監督と選手の間に立つことも多くなります。
監督からの意見だけでなく、選手からの意見などを監督に伝える役割も担うことになります。
そしてチームメイトが「キャプテンがいれば大丈夫」と思うことが諦めないチームを作ります。

まとめ
キャプテンは決められた役割がなく、これをしなければいけない。こうしなければいけないというルールはありません。
子どものサッカーの場合、その時のチームの事情や指導者の考えにより、キャプテンの決め方や役割なども違ってきます。
もしもお子さんがキャプテンを任されるようなことがあれば、最初は悩むでしょうが成長のよいきっかけになりますので前向きにチャレンジさせてあげてください。
こうでなければいけないという決まりがあるわけではないので、求められている資質を取り入れながら自分なりのキャプテンを目指していくのが一番です。