サッカーの試合に欠かすことが出来ないのが審判です。
審判のジャッジは絶対!でも、批判もされるしなかなか大変そうですね。
でも、試合を進めるにあたり絶対にいなければいけない審判。
その審判のお仕事にはどのような種類があるかご存知ですか?
主審と副審の役割の違いや、同じ主審でも種類によって担当できる試合が違うなど意外と知らない審判の決まりは多くあります。
サッカーの審判は4人で1チーム
まずはサッカーの一般的なルールにある審判団について紹介します。
審判は4人でチームを組んでいてその審判団の中で役割が決まっていますので同じ審判でも少し仕事内容は違います。
主審
試合中のジャッジ等含め、決定権もすべて持っている一番重要な審判です。
審判と言えば主審を指すと思っている人も多いと思われるサッカーではある意味非常に目立つ立場の人となります
試合中に起こるファウルやハンドなどの反則の判断、イエローカードなどを出すかどうかは主審の判断です。
ゴールが決まったかどうかであったり、その他の揉め事の仲裁など多少は他の審判の協力がありながらではあるものの、ほぼ主審がやらなければなりません。
そして、主審はタイムキーパーとしての役割も担っていているのです。
その他、試合前のコイントスなども主審がしていて、試合における多くの役割をこなしています。
副審
副審も試合の行方を左右しかねない非常に重要な役目を担います。
副審はピッチを半分ずつに分けてピッチの横をタッチライン(スローインの線)に沿って動いています。
主な仕事としてボールが外に出た時にどちらのチームのスローインになるのかを判断したり、ゴールキックまたはコーナーキックの判定も副審の役割です。
副審は目の前でファウルがあった際に主審に伝えたり、選手交代を行おうとしているのを主審に知らせるなど補助的な役割もあります。
これだけでも大事ですが、やはり副審が最も存在感を発揮するのはオフサイドの判定のときで、副審が旗を垂直に持っている姿は目にしたことがあるのではありませんか?
オフサイドはすごく簡単に言えば相手の守備の後ろでパスを受けてはいけないというルールですが、どのチームもギリギリのところでパスを受けようとするので目まぐるしく人とボールが動く中でのオフサイド判定はとても難しいです。
その際どい駆け引きを冷静に判断するのが副審なのです。
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第4の審判
第4の審判はピッチの外で選手交代の手続きを行ったり、アディショナルタイム(ロスタイム)の表示をすることが主な役割になります。
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ケガの治療などで一度ピッチの外に出た選手を戻すのも第4の審判の役割となります。
時々起こることですが、主審がケガをしてしまうなどで試合を担当できなくなった場合に交代するために第4の審判が控えているという面もあります。
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VARスタッフは何者
試合のビデオ判定であるVARのスタッフもビデオ審判員という審判に位置します。
裏方ではありますが、際どい判定があった時にビデオをチェックして確認を行うのです。
主審にVARを使った方が良いのではないかと進言もしています。ただしVARの審判員に決定権はありませんので、映像を見てどのような判定を下すのかは主審の役割です。
8人制サッカーの審判は2人
少年サッカーの大会などで実施される8人制サッカーの場合ですと審判は主審と補助審判の2人だけになります。
実質は主審が1人で試合を判定することになり、いくらフィールドが通常よりも狭いとはいえ非常にハードです。
少年サッカーの場合は教育的な側面もあるのでセルフジャッジを推奨していることもありますが審判の役割はさらに大変になります。
審判は階級ごとに扱える大会が違う
審判には級があり、試験に合格して資格を取得しなければ正式な審判と呼ぶことはできません。
階級によっては簡単に資格が取れますので審判を目指してみるのもおもしろいかもしれません。
プロの試合は1級のみ
プロの試合や日本サッカー協会が主催する大会で審判を務めることができるのは1級の審判だけで役200人くらいしかいない狭き門です。
2級の資格を所得してから2年以上経過していて地域のサッカー協会から推薦されるほど実績がある人ということが条件になるのでクリアすべき課題は多くあります。
年齢も資格取得時は34歳以下と決められています。
そこからさらに選ばれた人だけがなることが出来るプロフェッショナルレフリーがいます。
2級は地域主催の大会を担当
2級の審判は各ブロックに分けられた地域のサッカー大会で笛を吹くことが出来ますのでアマチュアの大会などで活躍します。
3級の資格を取ってから2年以上経過していて推薦を受けているという条件は1級の時と大体同じです。
3級4級が地域大会で笛を吹く
身近な範囲になってくるのが3級からではないでしょうか。
3級は都道府県の大会で審判を務めることができますが、4級審判として19試合以上を経験していれば試験を受けることができます。
3級以降は審判になるために筆記と体力の試験を受けますが4級は試験も不要です。
12歳以上の心身共に健康体であれば講習を受けるだけで十分ですので、ルールを学ぶために中学校の部活で講習を受けて資格を取得しているケースもあります。
まとめ
審判と一言で言っても役割や階級にもいろいろと違いがあるということはおわかりいただけたでしょうか。
審判は絶対と言われるほど敬意を示さなければなりませんが、大きな大会の審判ともなれば厳しい試験を乗り越えてきた人ということになります。
4級であれば誰でも審判になれますのでお勉強がてらに審判を目指してみることもおもしろいかもしれませんね。
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