同じサッカーの試合でも大会によって試合形式が違うことはよくあります。
特に初めて試合を観たり、参加する場合には他の試合はこうだったのに・・ということは出てくるかもしれませんね。
また、試合形式が違えば勝敗の決め方さえも違ってきます。そのため、試合中の作戦も変わってきます。
試合形式を理解していなければ「どうしてそんなことをするのだろう」と不思議に思ってしまうこともあるかと思います。
プロの試合だけでなく、小学生から大学生までの年代で様々な大会でそれぞれ試合形式が異なります。
試合に参加する場合はもちろんですが、観戦をする場合も試合形式をしっておくほうが試合の見方や面白さが違ってきますので
サッカーの主な試合形式について
サッカーの大会の主要な試合形式について簡単に紹介していきます。
世界には様々な大会がありますので試合形式も多種多様ですが、みなさんにも馴染みがあるJリーグや大きな大会の試合形式を挙げていきます。
リーグ戦形式
開催期間が長く、最高の重要視されやすいのがリーグ戦形式です。
総当たりで全チームと対戦してその全試合の結果を元に順位を決定します。
プロの試合の場合、年間で行われることが一般的でその国の大会で最高の賞金と名誉はリーグ戦の王者に与えらえることが多いです。
小学生~高校生の試合の場合も地区大会はリーグ戦を行い、全国大会等への出場枠を争う大会が多いです。
トーナメント形式
勝ち抜き戦ですので勝ったチームが次の試合に挑み、負けてしまった場合はその時点で大会からは姿を消すことになります。
カップ戦と言われる大会がトーナメント形式で行われることが多く、日本で言えばアマチュアとプロが混合で日本一を競う天皇杯、年末年始に行われる高校サッカー選手権がこの形式です。
リーグ戦とトーナメント戦を組み合わせて行う
ワールドカップなどの代表チーム同士の国際大会で採用されるのがリーグ戦の後にトーナメントを行う形式です。

代表チームの大会の場合は1ヶ月間ほどの短期開催ですのでリーグ戦は各チームと1回ずつ戦い、トーナメント戦も一発勝負となります。
一方でチャンピオンズリーグと呼ばれる各国のクラブチームの上位同士が争う大会では年間を通して行われ、予選のリーグは各チームとホームとアウエーで1試合ずつ戦い、トーナメントに進めばまたホームとアウエーの2試合形式で勝敗を決めます。
リーグ戦とトーナメント戦、試合形式別の決着のつけ方
試合形式が違えば決着のつけ方も変わってきます。
リーグ戦は勝敗が決まらなくてもいい
リーグ戦の場合は大会通じた総合した結果で順位を決めますので、各試合で決着をつける必要はなく同点のまま規定時間が終われば引き分けが採用されます。
そのため明らかに実力が上であるチームと対戦する時には無理に勝ちを狙いにいくよりも引き分けでも御の字という考え方もありますし、シーズンが終盤になってくれば勝たなくても結果としては十分な試合も出てきます。
最終的にリーグ内での順位は勝ち点や得失点差により決められます。
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リーグ戦の得失点差とは?
サッカーの試合形式にはトーナメント戦とリーグ戦があります。 トーナメント戦は勝ち残り戦。勝負がつかない場合はPK戦を行います。 リーグ戦は総当たりを行い勝敗を競います。 サッカーのリーグ戦の順位は単純 ...
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トーナメントは決着を絶対につける
トーナメントの場合は次の試合に勝ち上がるチームを決めなければなりませんので同点の場合は延長戦を行い決着を必ずつけます。
プロの試合の場合は90分が通常の試合時間で、そこで決まらなかった場合は前半後半15分ずつの延長戦が実施され合計120分の戦いとなります。
小学生~高校生の試合では試合要綱などにより延長戦の時間が決められています。

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2試合制のトーナメントの場合は合計スコアでの決着です。
例え2試合目で負けたとしても1試合目に点差をつけて勝っていれば貯金があるので問題ありません。
まとめ
サッカーの試合は子どもの試合の場合も、プロの試合を観戦する場合も「試合要綱」を確認してみましょう。
詳細はわからなくても、リーグ戦なのかトーナメント戦なのかだけでも知っておくと観戦方法も違います。
